Table Of Contentテキスト抜け、SSのトリミングや貼付位置の甘さがありますがご容赦願います。
FF14 備忘ログ 期間限定クエスト
2014年1⽉1⽇ 〜 1⽉14⽇
©2010ー2014 SQUARE ENIX CO.,LTD.All Rights Reserved. FINAL FANTASY XIV
東方より馬頭集団来たる!
⻑い周期を経て⼀堂に会した⼗⼆神が、次の主神を承認する⽕を祝う祝祭「降神祭」。
⼤神官の⾔によれば、次の主神は豊穣の⼥神「ノフィカ」様になる⾒込みとのこと。ノフィカ様を守護神と仰ぐ我らグリダニアの⺠に
とっては、いつも以上にめでたい祝祭となりそうだ。
ところで、東⽅では降神祭ごとに主役となる動物を決める⾵習があることを、ご存知だろうか? 何でも今回の降神祭の主役は「⾺」
だという。
聞き馴染みのないこの⾺なる動物、⽣物や魔物の⽣態に詳しい博物学者マルセット⼥史によると「四⾜歩⾏の草⾷獣で、⾸が⻑く顔も
細⾯。頭部には剛⽑が⽣えるが全体的に体⽑は薄く、⾒るに堪えない下品さを醸し出す。しかも、その気性は荒く、知性も皆無」との
こと。
なぜ、このようなおぞましい怪物を、めでたい「降神祭」の主役にするのか理解に苦しむところである。まさに「東⽅の神秘」といっ
たところだろうか。
だが、さらに解らないのが、この⾺を騎乗用の動物として売り込もうと、はるばる東⽅の「ひんがしの国」から珍妙な⼀団がやってき
たことだ。彼らは奇妙な⾺型の兜を被り、街角で⾺の宣伝活動にいそしんでいるという。
むろんエオルゼアには、チョコボという素晴らしい騎乗動物がいる。特にチョコボ運輸組合は、この宣伝活動にあからさまに不快感を
示しているのだが、果たしてどうなることやら。
めでたい祝祭に水を差すような騒動に発展しないことを祈るばかりだ。
オリバー・グッドフェロー
馬奉⾏と降神祭
ダマリス:ごきげんよう、冒険者さん。現在、こちらのミィ・ケット野外⾳楽堂は、「降神祭」の到来を祝う催事場となっております。
「降神祭」とは、⼗⼆神の中から新たな主神…… すなわち、神々のまとめ役が選出されることを祝う、とても神聖な祭典です。
この祭典を節目にして、新たな主神のもと、新たな季節の巡りが始まるのですよ。
……どれほど⼤切な祭典か、ご理解いただけましたか?
よろしければ、⾳楽堂の中へお⼊りになって、「降神祭」を祝した記念品をお受け取りください。きっと、いい思い出になりますよ!
お渡しする「飾り兜」は、東⽅の遠国から寄贈されたもの。以前にも降神祭の折に兜が寄贈されることはありましたが、
今年は⼀段と奇抜な……コホン。
⾳楽堂の中で、「ひんがしの国」からいらした客人が兜を配布なさっています。受け取る際は……絶対に、笑ってはいけませんよ。
⾺奉⾏:お初にお目にかかる。余は祖国「ひんがしの国」とエオルゼアの親睦を深めるため東の果てより参上せし「⾺奉⾏」である。
む? さっそくこの「飾り兜」が気になるか。ふふふ……目の付けどころが良い、⾒込みのある⼥よ。
同じ兜を、記念品として贈呈しようぞ。
これは「⾺」の意匠である。我が国では降神祭に際し、その巡りの象徴となる獣を選ぶ。今回の象徴こそ、この「⾺」というわけだ。
⾺は、そなたらエオルゼアの⺠にとって馴染みの薄い獣なのであろう? 兜を受け取る前に、余の説明をとくと聞くがよい!
そもそも、エオルゼアに⾺が浸透していないのは、この地の⾵土にもっと適した乗用獣がいたからである。
……そう、⾺鳥……チョコボだ。
チョコボと共⽣してきたそなたらにとって、⾺は求めるべきものではなかった。しかし……今やそれも昔の話。
品種改良により、今ではこの地に適した⾺も存在する。エオルゼア諸国が⾺の導⼊に積極的になれば、
我が国は必ずや、最高の駿⾺を提供しよう!
そう、その道を切り拓くのが、余の真なる使命! 降神祭の贈呈品をきっかけに、この地に⾺を広めるのだ!
⾺奉⾏:……しかし、旅を共にしてきた愛⾺は、森の掟とやらで、⿊⾐森に⼊ることを許されなんだ。
不覚ッ……このままでは宣伝ができぬ!
はるばる東の果てより来たりて、成果もなしに退けようか? そこで余は冒険者に……そなたに助⼒を願いたいのだ。
この地で⾺を宣伝するため…… 贈呈する⾺の飾り兜を被り、⾺になりきってはくれぬか!
⾺の素晴らしさを、その身でエオルゼアに広めてほしい!
いいえ
そこを何とか! そなたなら、格別に愛らしい⾺になれるはずだ!
はい
かたじけない……! ではさっそく兜を被り、グリダニア、リムサ・ロミンサ、ウルダハにいる「与⼒」たちの宣伝活動を⽀援してくれ。
此度の活動は、すなわち⾺の明暗をわける合戦である! 必ずやこの地に⾺を広め、新たな架け橋としようぞ!
⾺奉⾏:そなたには、グリダニア、リムサ・ロミンサ、ウルダハで、配下たちの宣伝活動を手伝ってもらいたい。
宣伝が成功したあかつきには、その証として⾊違いの飾り兜を渡されるであろう。それらを集め、被って余に披露してくれ。
宣伝活動に協⼒する順番はそなたの⾃由だが、兜は順を追って確認させてもらうぞ。
まずは「⾦箔押午形兜」だ。そこにいる「⾦⾺与⼒」の宣伝活動を成功させれば、報酬として贈呈されるであろうよ。
馬魅せる降神祭
⾦⾺与⼒:おお、⾺奉⾏に選ばれし冒険者か! 助太⼑に感謝する、さっそく⾺の……貴殿の⼒を借りたい。
現状、⾺を⽋いての宣伝活動は困難を窮めている。異郷の地から来た我々は、想像以上に冷たい視線にさらされている状況だ。
だが、⾺になりきった貴殿がいれば、形勢逆転もできよう。我々は必ず⾒せつけるのだ……
⾺がチョコボよりも「美しい」ということをッ!
宣伝の舞台は、あえてチョコボの集う場所…… 「ベントブランチ牧場」にした。
兜を被って現地におもむき、我が部下に⼒を貸してくれ!
⾦⾺同⼼:頭上にそそりたつ⾺の⾸……加勢だな、助かった! この地⽅の勝手がわからず、四苦八苦しているんだ。
⾺の「美しさ」を伝えなければならないのに、みんな私を⾒ると目をそらして逃げてしまってね……。
話すら聞いてくれないんだ。
だが、身近な冒険者が扮した⾺ならば、エオルゼアの人々も畏れることはないだろう?
さあ、得意の「ポーズ」をとって、美しさを披露してくれ!
ただし、私たちの目的は、⾺がチョコボより美しいと知らしめることだ……。
そのためには、チョコボの集まる場所で「ポーズ」をとらなければな!
厩務員にも感想を聞いて、⾺の⽅が美しいと証明しよう!
チョコボ:クエッ!? ク、ク、クエーーーーーッ!
チョコボ厩務員:ちょ、ちょっとぉ! チョコボを挑発したのはアナタですか? あの子たち、すっかり怯えちゃってるじゃないですかぁ!
……は? ⾺を美しいと思うか? 何をおっしゃってるのかわかりませんが……
まあ、本物だったら美しいんじゃないですかねぇ。
なんでもいいから、もうイタズラしないでくださいよ! まったく……降神祭の祝⽇だってのに、騒がしいなぁ。
⾦⾺同⼼:そうかそうか、厩務員が⾺を「美しい」と⾔ったのか! 敵⽅の者ですらそう思うのなら、この戦い、私たちの完全勝利だろう。
……なに、ポーズをとったらチョコボが怯えた? 圧倒的な美しさの前に、恐れをなしたのか。
チョコボとは、ずいぶんと臆病な鳥なんだなぁ!
よろしい、チョコボたちを「励まして」やろうじゃないか。⾺は気高く、寛容な⽣き物だ。
その⼼の美しさも、存分に披露しなくてはな!
チョコボ:クエッ! クエッ!! クエーーーーーーーッ!!!!
⾦⾺同⼼:キミの励ましでチョコボが奮起する姿、ここから確かに⾒ていたよ。実に⾒事だった……ウッ……ウウッ……。
いや、すまない……。キミが励ますたびに揺れる⾺頭を⾒ていたら、故郷においてきた愛⾺の姿が重なってね……。
気品と雄々しさを備えた、それは美しい⾺なんだ。私がそれを思い起こしたのは、
キミが⾺の「美しさ」を体現したからに他ならない……ッ!
本当に……グスッ……最高の宣伝だったよ。美しさを理解して広めた証に「美麗なカロット」を託す。
グリダニアに戻り、「⾦⾺与⼒」に渡すといい。
⾦⾺与⼒:宣伝活動ご苦労。我が部下と共に、⾺の「美しさ」を体現したか?
……これは⾦⾺同⼼の!? ⽣粋の愛⾺家である奴に、⾺の幻影をみせるとは…… 貴殿はもしや、人の世に降り⽴ちし⾺の権化か!?
……いや、貴殿は⾺奉⾏の野望に⽿を傾けてくれた、けがれなき⼼の持ち主であったな。
⾺の美しさを衷⼼から理解できるのも、当然かもしれん。
改めて助太⼑に感謝する。これで、このグリダニアにも⾺が浸透するに違いない。活躍に敬意を表し、とっておきの兜を進呈しよう。
⾺の美しさを……貴殿に宿りし美しき⼼を忘れかけたら、この兜に光るつぶらな瞳と向き合うがいい。
降神祭の美しき記憶が、貴殿の⼼に輝きを与えるだろう。
では、⾺の「美しさ」を広める活動は完了だ。引き続き各国で宣伝を⾏い、成果を⾺奉⾏に報告してくれ。
⾺奉⾏:ほう、「⾦箔押午形兜」を被っておるな! グリダニアで⾺の「美しさ」を広めたか!
よいぞ、実に喜ばしい。⾺の流れるような⽑並みや、⼀切の無駄がない四肢は、エオルゼア中を魅了することであろう!
その調子で、他国での宣伝も頼むぞ。次はリムサ・ロミンサで宣伝を成功させ、その証「朱漆塗午形兜」を被って披露してくれ。
馬運ぶ降神祭
⾚⾺与⼒:⾺奉⾏に選ばれし猛者よ、任務の前に問おう。……おぬしは、「午形兜」を被ることの意味を解しているか?
それは、エオルゼアをチョコボの束縛から解放する者の証。⾺鳥……チョコボの羽にまみれた歴史を断ち、
⾺という新たな選択肢をもたらさんとする決意の証なのだ!
……拙者は遠国の者だが、この地をとても気に⼊っている。景観も、料理も、⺠衆の活気も素晴らしい。
だからこそ、⾺という輝く未来を分かちあいたいのだ……。
ふっ……つまらないことを語ってしまったな。忘れてくれ、これよりおぬしに役儀を通達するッ!
リムサ・ロミンサ近郊の「レッドルースター農場」では、今まさに野菜の収穫が⾏われていると聞く。
つまり……荷を運ぶ「駄⾺」が必要とされているのだ。
これは、⾺の「⼒強さ」を宣伝する絶好の機会! おぬしは⾺として農場におもむき、
我が部下と協⼒して荷運びにあたるのだ! ⾏けッ!
⾚⾺同⼼:はぁっ……はぁっ……。お前が新しい⾺だな……? 俺がくたばる前に間に合ってよかったぜ……。
俺たちは⾺の「⼒強さ」を証明するために、この農場から野菜を運搬しなければならない……。
だが……野菜はまだ荷⾞に積み終わっておらず…… 依然、農場のあちこちに散乱している状態だ……。
お前はまず野菜を集め、「農場の園芸師」に渡すんだ。そして荷⾞を引き……腰の砕けた俺に代わって……
「⼒強さ」を宣伝してくれ……ッ!
農場の園芸師:あれー、また⾺のヒト? 今は収穫で慌ただしいから、うろちょろしてると危ないよー。
おおー! 野菜を運んできてくれたんだね、ありがとー! さっき来た⾺のお兄さんは役⽴たずだったけど、キミは⼒持ちなんだねー。
じゃあさ、ついでに畑のわきに置きっぱなしの「巨⼤なカロット」も運んできてくれないかなー。
収穫したはいいけど、僕じゃ重くて運べないんだよねー。
農場の園芸師:どうかなー? 「巨⼤なカロット」は運んでこられた?
わー、すごいすごーい! よく僕のところまで持ってこられたねー!
うんうん、これで出荷する野菜がそろったよ。あとはチョコボに荷⾞を引いてもらうだけだから、お手伝いはもう⼗分さー。
……えっ? キミがチョコボの代わりに荷⾞を引くって?
さ、さすがに遠慮しとくよー! ⾺……っていうか、キミの⼒強さはよくわかったし。本当にありがとねー!
⾚⾺同⼼:うっ……ぐっ…………。そうか……⾺の「⼒強さ」を認めさせたか……!
よくやってくれた……! 荷⾞を引く姿を⾒せられなかったのは残念だが、目的を果たせたなら良しとしよう。
この勝利はお前のおかげ……。悔しいが、お前は⾺としての仕事をやり遂げ、俺よりもずっと⽴派な⾺になったんだ……。
⾺として励み、その「⼒強さ」を宣伝した証に、「怪⼒のカロット」を託す。⾚⾺与⼒に渡し……俺からの伝⾔を伝えてくれ……。
レッドルースター戦線は我々の勝利。圧倒的な⾺⼒がエオルゼアを牽引していくであろう、と。…………グハッ!
⾚⾺与⼒:レッドルースター農場での宣伝活動は順調か。報告を聞かせてくれ。
これは⾚⾺同⼼の……。そうか、あやつの腰は砕け散ったか。尊い……実に尊い犠牲だったな……。
だが、我々が勝ち得たものは⼤きい。農場での功績は野菜とともにリムサ・ロミンサへ届き、今に⾺の需要が高まることだろう。
協⼒の礼として、この真紅の飾り兜を持っていけ。⼒強くあるために⾎のにじむ努⼒をしたこと、
そして尊い犠牲のことを……決して忘れないように。
では、⾺の「⼒強さ」を広める活動は完了だ。引き続き各国で宣伝を⾏い、成果をグリダニアにいる⾺奉⾏に報告するように。
⾺奉⾏:ほう、「朱漆塗午形兜」を被っておるな! リムサ・ロミンサで⾺の「⼒強さ」を広めたか!
この宣伝は骨が折れたことであろう。⾺は人を乗せるだけでなく、人に添うて働く……
そなたがそれを証明したのだ、需要も増すであろうよ。
その調子で、ウルダハでの宣伝も頼むぞ。宣伝成功の証、「⿊漆塗午形兜」を被って披露してくれ。
馬駆ける降神祭
⿊⾺与⼒:ブルゥゥゥゥゥン……ッ! その気配、助っ人の冒険者であるな!
我は⿊⾺与⼒…… ⾺の「速さ」を広めよと、おおせつかった者である!
しかしながら、⾺なしでの任務遂⾏は困難。我が声高に叫べど、誰ひとりとして聞く⽿を持たぬのだ。これぞ、まさに⾺⽿東⾵ッ!
せめて⿊いたてがみが颯爽と荒野をゆく姿を⾒せられれば、⾔葉などなくとも、⾺の存在を焼きつけられるのだが……。
しからば、我は考えた!
⾺がなければ、⾺頭が走ればいいのであるッ! ……ということで、おぬし、走ってきてはくれぬか!
我が腹⼼が「シルバーバザー」への道に目印を置いた。それをたどり、かの地まで駆け抜けるのだ!
これは⾺の宣伝ゆえ、他の乗り物は禁止であるぞ!
駆け出しの冒険者:あのぅ、ちょっとよろしいですか?
さきほどから、おかしなヘルムを被った⽅がこの道を駆けていくんですが……ナニゴトです?
⻤気迫る姿に、借りたチョコボが怯えてしまって……。
⾺になりきって宣伝をしている……? ハハハッ、そんな⾺⿅な! 妙ちくりんなヘルムを被って走ったところで、誰も……。
いや、待てよ……? 恥をしのび、体を張ってまで推すからには、⾺というのは素晴らしく速い獣なんじゃないか……!?
な、な、なんてこった! これは⾺の時代が来るぞ……乗用獣の⼤革命だ……! 帰ったらさっそく問い合わせなくては!
貴重な情報をありがとうございます、⾺のお嬢さん! 宣伝活動、がんばってくださいね!
⿊⾺同⼼:完走です、冒険者様っ! ⼤変おつかれさまでした!
ここまで走ってくるのは⼤変でしたでしょう。飾り兜を被り、暴れ⾺のように呼吸を荒げて走るお姿を陰からこっそり拝⾒しておりました。
その激走ぶりといったら! 貴⽅様の⾜⾳が、⾺の蹄の⾳に聞こえたほどです。私、ついうっとりと⾒惚れて…………コホン。
おかげで、道⾏く人々に⾺を宣伝できました。たとえそれが本物より遅くても…… 颯爽と走る姿は、強く印象付いたことでしょう。
それに何より、この道を⾃ら走った貴⽅様にこそ、⾺の「速さ」に興味を持っていただけたと思っております。
いつか必ず、本物に乗ってくださいね!
それでは、貴⽅様が⾺の「速さ」を宣伝した証…… 「俊⾜のカロット」をお持ちください。
ウルダハへ戻り、「⿊⾺与⼒」に渡すとよいでしょう。
⿊⾺与⼒:おぬしの帰還を待ちわびていたのである! 無論、荒野を全⼒で疾走してきたのであろうな?
ブルゥゥゥゥゥン……ッ! ⿊⾺同⼼に認められた証だな! 宣伝活動ご苦労、あっぱれなのである!
あれを完遂できるのは、健脚と根性の持ち主のみ。いかなる苦境においても果敢に前へと進む姿は、
⼀迅の⾵となって駆ける駿⾺に似る……。
うむ、まさに適役であったな! おぬしの活躍により、ウルダハでも⾺が名を馳せよう。報酬として、我とそろいの飾り兜を持て。
冒険者よ、これからも⽴ち止まるでないぞ。⼼のたてがみをなびかせ、前へと突き進むがいい!
⾺の兜は……いつまでも、おぬしと共にあるッ!
では、⾺の「速さ」を広める活動は完了である。引き続き各国で宣伝を⾏い、成果をグリダニアにいる⾺奉⾏に報告するように。
馬とチョコボとイイ降神祭
⾺奉⾏:そなたには、グリダニア、リムサ・ロミンサ、ウルダハで、配下たちの宣伝活動を手伝ってもらいたい。
宣伝が成功したあかつきには、その証として⾊違いの飾り兜を渡されるであろう。それらを集め、被って余に披露してくれ。
宣伝活動に協⼒する順番はそなたの⾃由だが、兜は順を追って確認させてもらうぞ。
まずは「⾦箔押午形兜」だ。そこにいる「⾦⾺与⼒」の宣伝活動を成功させれば、報酬として贈呈されるであろうよ。
⾺奉⾏:ほう、「⾦箔押午形兜」を被っておるな! グリダニアで⾺の「美しさ」を広めたか!
よいぞ、実に喜ばしい。⾺の流れるような⽑並みや、⼀切の無駄がない四肢は、エオルゼア中を魅了することであろう!
その調子で、他国での宣伝も頼むぞ。次はリムサ・ロミンサで宣伝を成功させ、その証「朱漆塗午形兜」を被って披露してくれ。
⾺奉⾏:ほう、「朱漆塗午形兜」を被っておるな! リムサ・ロミンサで⾺の「⼒強さ」を広めたか!
この宣伝は骨が折れたことであろう。⾺は人を乗せるだけでなく、人に添うて働く……
そなたがそれを証明したのだ、需要も増すであろうよ。
その調子で、ウルダハでの宣伝も頼むぞ。宣伝成功の証、「⿊漆塗午形兜」を被って披露してくれ。
⾺奉⾏:ほう、「⿊漆塗午形兜」を被っておるな! ウルダハで⾺の「速さ」を広めたか!
ううむ、あの難題をよくぞこなしてくれた。砂礫の荒野を⾺が駆ける光景は、そう遠くない⽇に⾒られることであろう!
……そなたが三国で宣伝に勤しんだこと、あいわかった。余の配下からも、人々の⾺への関⼼が高まっているという吉報が寄せられている。
⼀⽅で、⾺の導⼊に異を唱える声もあってな……。ふむ……ここが戦の分水嶺であろう。賛成の機運に乗って、反対派を攻め落とすぞ!
反対派の主格となっているのは、このグリダニアでチョコボ留を預かる「チョコボ運輸組合⻑」という者らしい。
そやつとて、市⺠たちが賛成する声を聞けば、むやみに反対することはできまい……。
市⺠の声を集めるのは、我々よりそなたが適任であろう。午形兜を被り、⾺の導⼊に賛成する声を集めてくれ。
それを「チョコボ運輸組合⻑」に突きつけようぞ!
メレヌ:ほう、それは巷で話題になっている⾺の兜か……。⾺といえば、クルザスの奥地でよく似た獣を⾒たな。
確か……ユニコーンだったか。お目にかかったのは⼀度きりだが、あれは⼤層美しかった。
⾺も美しいと聞くし、私は導⼊してもいいと思うがね。
セイングレド:その兜……最初はずいぶん珍妙な品だと思ったが、こうも宣伝されていると⾒慣れてしまうな。
……うむ…………悪くない、と思う。
それに⾺は⼒も強いと、⾵の噂に聞いている。⼗分な検証は必要だろうが、うまく導⼊することで戦術の幅を広げられるだろう。
ニコリオー:あっ! ⾺! 知ってるぞ、それ⾺っていうんだろ? かっこいいよなぁ……!
ウルダハからきた冒険者が話してたんだけど、⾜もすっげー速いんだってさ。いいなぁ、俺も⾺にのってびゅんびゅん走りたいよ!
チョコボ運輸組合⻑:はぁ……さっきから⾺の問い合わせばっかり。ここはチョコボ留だっていうのに!
あら? 何かご用…… って、あなたも⾺頭の⼀味ですか!? ついに⾃ら私たちを邪魔しにきたんですね!
えっ……市⺠の意⾒を持ってきた? みんな⾺の導⼊に賛成している……?
うぐぐっ、だけどそれは個人の感想にすぎません。反対派を押し切ろうったって、そうはいかないんですから!
エオルゼアの運輸は、チョコボと共に発展してきた…… ⻑い歴史の中でつちかった、たくさんの経験があるんです。
⾺の導⼊は、それを台無しにしかねません。
だから徹底抗戦です! ⾺奉⾏が⾺の良さをもって導⼊を推し進めるなら、私はチョコボの良さをもって、彼⼥を退けてみせる……!
名産地のクルザスから、チョコボを連れてきます。⾺奉⾏が唸るような……最高にイイ子を!
彼⼥を連れて「ツリースピーク厩舎」に来てください。
⾺奉⾏:チョコボ運輸組合⻑に市⺠の意⾒を伝えたか? 結果は聞くまでもあるまい、我々の圧勝であろう?
……なんと! 結果を受け⼊れぬとは、強情な奴め。しかも我々を侵略者のように⾔いおるとは!
何が「⻑い歴史でつちかった経験」かッ! やつらはチョコボでこの地の運輸業を⽜⽿り、利益を独占したいだけであろう!
我々は、新たな選択肢をもたらしにきたのだ。降神祭という節目を迎えた今こそ、反対派をねじ伏せ、この地に⾺のいななきを響かせん!
⾺の⼼技体を体⾔せし冒険者よ、「ツリースピーク厩舎」まで同⾏を頼む。チョコボ運輸組合⻑の挑戦、受けて⽴とうぞ!
⾺奉⾏:そなたがチョコボ運輸組合⻑か。余は⾺奉⾏、此度の件に決着をつけに参った。
チョコボ運輸組合⻑:ご⾜労いただき感謝します、⾺奉⾏。……ええ、ここできっちり決着をつけましょう。
間もなくこの厩舎に、最高のチョコボがきます。その子を⾒れば、あなたもチョコボの素晴らしさを知る……
エオルゼアには⾺なんて不要だって、理解するはずよ。
⾺奉⾏:何を申すかと思えば、理解とな……。利に執着するあまり、⾺の美点から目を背け、理解を拒んでいるのはそちらであろう。
冒険者の協⼒により、⾺はこの地に浸透しつつある。それこそ、最初に認めるべき事実ではないか?
チョコボ運輸組合⻑:あれは、あなたたちが変な格好で騒いだから悪目⽴ちしただけでしょう!? っていうか何なんです、その恥ずかしい兜!
⾺奉⾏:ぶ、ぶぶぶ、無礼者ッ! これは我が愛⾺の⾸を模した、至高の逸品であるぞ! そなたの間抜けな仮⾯の⽅が恥ずかしいわ!
チョコボ運輸組合⻑:はぁーっ!? ⾺よりチョコボの⽅が断然かわいいですー! そもそも⾺なんて、ツノなしのユニコーンじゃないですか。
ツノなしー! ツノなしー!
????:そのケンカ、待てッ!
最高にイイチョコボが⾒たい」との報を受け、視察も兼ねて、チョコボを連れてきてみれば…… 何やら穏やかではないな。
チョコボ運輸組合⻑:その鎧、さてはオルシュ……いや、まさかね……。いったい何者なんです!? 私の要請を受けてきたなら、なぜ⾺の兜を!?
とてもイイ騎士:ふふ……名乗るほどの者ではない。それと、この兜は道⾏く冒険者に譲ってもらったのだ。何やら楽しそうだったのでつい、な!
「ひんがしの国」より来たりし者よ。私はユニコーンの紋章を掲げる名家の⽣まれ…… 種は違えど、貴殿が⾺を推す気持ちはわかる。
⾺といえば、あのしなやかな⾁体…… たくましき筋⾁を膨らませ、⼒強く⼤地を蹴る姿は、たまらなく……イイ!
だが同時に、我が故郷クルザスは、優良なチョコボの名産地としても名を馳せている。……いずれも甲⼄つけがたい存在だ。
⾺奉⾏:乱⼊してきたかと思えば、つまらぬことを……。それでは埒が明かぬのだ。⾺の⽅が優れていると証明せねば、小娘が引き下がらん!
それは不⽑な争いと⾔えよう。なぜなら、この場で最も優れているのは、チョコボでも⾺でもない……。
そこの、我が盟友◇◇◇なのだからなッ!
ふふ……その兜に刻まれた傷を⾒ればわかるぞ。ずいぶん頑張って働いたのだな! ⾺になりきって励む冒険者……イイ!
疑うことなく命令を遂⾏する素直さに、過酷な労働に耐えうる強靭な⾁体……。これほどに注目すべき⽣き物は、ほかにはいまい!
イイぞ……! お前が⾺だというならば、私は問おう。美しき⾺よ、我が愛⾺となるつもりはないか!
チョコボ運輸組合⻑:あの、オルシュ……いえ。名もなきチョコボ騎士さん、もうそのくらいにしておいてください……。
⾺奉⾏:う、うむ……争った我々が悪かった。場を改め、落ち着いて話し合いに臨むゆえ、どうかそなたも冷静になって退いてほしい。
とてもイイ騎士:ふむ、まだチョコボを⾒せたりないが…… 用が済んだのであれば、致し⽅あるまいな。私は領地に戻るとしよう。
◇◇◇よ。またいつでも我がキャンプを訪れるといい。お前の活躍について語らう⽇を、楽しみにしているぞ。
では、イイ季節のはじまりを!
⾺奉⾏:先ほどは⾒苦しい姿を⾒せてしまったな。闖⼊者がなければ、どんな罵詈雑⾔を吐いていたやら……。
エオルゼアのためを思って⾺を勧めていたはずが、いつのまにか、是が非でも導⼊せねばと躍起になっていた。
……これではどちらが利に執着しているかわからぬ。
改めてチョコボ運輸組合⻑と相談し、互いを補う形で⾺を導⼊できぬか、模索することとしよう。
幸い、そなたのおかげで⺠は⾺に興味を持ってくれたのだ。我々が互いに理解を深め、交流を続けていけば、
いつか必ず、この地に⾺駆ける⽇が訪れるであろう!
……そなたには本当に世話になった。報酬に、我が国の降神祭で振る舞われる料理を贈ろう。これも交流のひとつと思って受け取ってくれ。
そなたに訪れる新たな季節の巡りが、幸の多きものであるよう、東⽅より祈っておるぞ!